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蠱毒大佐の百怪蒐録・報告その9

  • 2015/05/03(日) 14:19:08

実生活周辺のゴタゴタが続いていましたが、ちょっと区切りがついたので、頂いていた情報を公開します。





【 名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:オオガエル
【 呼称(漢字) 】:大蛙
【 地域 】:相模国
【 著者・執筆者 】:井沢蟠竜
【 資料名 】:『広益俗説弁続編』
【 概要 】:
(遺編巻30 雑類土石)
むかし、相模の国に大蛙がいて人を食べていた。僧がこれを封じて石となった。それを蛙石と呼んでいる。


こぐろう一言:人を食うほどの大蛙とは、相当な大きさ。神奈川県小田原市浜町に今も残っている蛙石の事だろうか?



【 名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:サンメンノオニ
【 呼称(漢字) 】:三面鬼
【 地域 】:
【 著者・執筆者 】:井沢蟠竜
【 資料名 】:『広益俗説弁続編』
【 概要 】:
(残編巻45 雑類俗書)
『年代記』に「大宝四年丁未、長八丈横一丈二尺一頭三面(ノ)鬼来(ル)」とあって三面鬼が出たという記録が俗書にみえる。しかし『続日本紀』など正史にそのような記述は見られない。


こぐろう一言:阿修羅めいた鬼か。



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:ムジナノゴショ
【 呼称(漢字) 】:狢の御所
【 地域 】:山形県南陽市松沢
【 著者・執筆者 】:
【 資料名 】:南陽市史民俗編
【 概要 】:
昔の人が住んでいた洞窟を「狢の御所」と呼んで今に残している。そこに三十から四十の狢の親子が住み着いて、月のよい晩に踊っていることがあるという。


こぐろう一言:「三十から四十」の狢とは、中々な大集団である。「昔の人」とはどの程度昔なのだろうか。石器時代?



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:オブガサワノヒトツマナグノドウデンボウ
【 呼称(漢字) 】:負が沢のひとつ目のどうでん坊
【 地域 】:山形県南陽市
【 著者・執筆者 】:
【 資料名 】:南陽市史民俗編
【 概要 】:
小滝から宮内へと向かう街道で一番の難所とされた「負が沢」に現れる。村の人が沢を越えようとすると一目のどうでん坊がにやりと笑って立っており、驚いて川に落ちた隙に荷物を奪うという。


こぐろう一言:「どうでん」とはどのような意なのだろうか。個人的に、中々気に入った話である。



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:カクレザトウ
【 呼称(漢字) 】:隠れ座頭
【 地域 】:山形県南陽市
【 著者・執筆者 】:
【 資料名 】:南陽市史民俗編
【 概要 】:
川樋と金山を分ける山には鬼面岩がある。そこに隠れ座頭という仙人が住んでおり、旧暦七月十六日の盆には忍びの道具や衣装などを向かいの山まで網を張って虫干しする。そのため村の人々は七月十七日には山には入らない。


こぐろう一言:隠れ座頭は仙人でありニンジャでもあるのか。特定の日に山入りを禁じる系統でもある。



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:オカバミサワノダイジャ
【 呼称(漢字) 】:蟒み沢の大蛇
【 地域 】:山形県南陽市
【 著者・執筆者 】:
【 資料名 】:南陽市史民俗編
【 概要 】:
大雨を降らし土砂を流して暴れまわっていたところを隠れ座頭の金縛りの術で退治され、小さな白蛇に姿を変えられて諏訪明神の使い者にされたという。


こぐろう一言:前述の隠れ座頭と同一と思われる。諏訪様のパシリに降格されたヌシ…。



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:ガマセンニン
【 呼称(漢字) 】:ガマ仙人
【 地域 】:山形県最上町(かつて小国郷と呼ばれた)熊ノ返山
【 著者・執筆者 】:佐藤義則
【 資料名 】:羽前小国郷の伝承
【 概要 】:
子供らがいたずらして蛙を殺すと雨が降るといって叱られる。これはガマ仙人という雲や霧を呼び雨をつかさどる神様が、同族を殺したと怒って大雨を降らし、死んだ蛙を生き返らせるとか。ガマ仙人とはタニググといい、ガマ蛙の年へた化身で仙術をつかい、小国郷では南の熊ノ返し山に住んでいて、天気を自在にしていると信じられている。(原文ママ)


こぐろう一言:蝦蟇仙人といえば妖術使い方面が最初に思い浮かぶだろうが、こちらもかなり強そうな御方。タニグクは古事記にも記された古い呼び名。



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:
【 呼称(漢字) 】:置いでげ淵
【 地域 】:山形県最上町大堀瀬見
【 著者・執筆者 】:佐藤義則
【 資料名 】:羽前小国郷の伝承
【 概要 】:
釣りびとが川辺を通ると川の中から「置いてげ、おいてげ」と呼ぶ淵があった。これはカワワラスが同族の釣られた魚を返せと叫ぶ声だという。


こぐろう一言:カワワラスとはどんな魚かと一瞬思ったが、なるほど「カワワラス→カワワラシ→川童子→河童」なのだろう。



【 お名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:
【 呼称(漢字) 】:猫滝
【 地域 】:山形県最上町本城104見性寺近く
【 著者・執筆者 】:佐藤義則
【 資料名 】:羽前小国郷の伝承
【 概要 】:
夜中にこの滝の下の道を通ると、滝の上から白い猫が目を光らせて飛びかかってきて、人の首に噛みつき血を吸うという。山のすその場所で、山の根っこ滝が転訛したものか。


こぐろう一言:怪奇吸血白猫。


【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:
【 呼称(漢字) 】:オジョンコ
【 地域 】:山形県最上町
【 著者・執筆者 】:佐藤義則
【 資料名 】:羽前小国郷の伝承
【 概要 】:
赤楯にオジョンコと名乗る化け狐が棲み、夜な夜な男たちをたぶらかして裸にした。その姿は決まって紫地に萩の咲き乱れた裾模様の着物を着た美女であった。


こぐろう一言:着物の柄まで伝わってる化け狐はそんなにいなかったと思う。ちょっと珍しい例。



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:クマノオヤジ
【 呼称(漢字) 】:熊のオヤジ
【 地域 】:山形県最上町
【 著者・執筆者 】:佐藤義則
【 資料名 】:羽前小国郷の伝承
【 概要 】:
年をくった熊のオヤジは、猿の旦那と同じく、毛皮に松ヤニをぬり、その上に砂をまぶして固めているので、鉄砲玉を受けつけないそうな。(原文ママ)


こぐろう一言:「オヤジ」や「旦那」は「年を経たもの、大きいもの」を意味するのだろうか。毛皮を固めるのは、以前紹介したコケイチロウや遠野のフッタチに類似している。



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:
【 呼称(漢字) 】:マオー鳥
【 地域 】:山形県最上町
【 著者・執筆者 】:佐藤義則
【 資料名 】:羽前小国郷の伝承
【 概要 】:
青鳩のことで深山でマオーマオーと人を呼ぶような不気味な声をたてる。村人は地獄の閻魔大王の声だといってこれを嫌う。マオー鳥が叫ぶ時は近く雨が降るという。


こぐろう一言:アオバトの鳴き声を動画で調べたが、確かに不気味だった。魔王鳥ということか。



【 名前 】:佐藤
【 呼称(カナ) 】:アブラトリ
【 呼称(漢字) 】:油とり
【 地域 】:山形県最上町
【 著者・執筆者 】:佐藤義則
【 資料名 】:羽前小国郷の伝承
【 概要 】:
明治はじめころ、油とりが子供をさらうといって、夕方は早々に帰るように子供らへきつく言い聞かせていた。特に女の子はきれいな油がしぼれるからよく狙われると恐れられた。


こぐろう一言:明治以降によく騒がれたアブラトリ系の一種。女の子がよく狙われるとは厭なリアリティがある。


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