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蠱毒大佐の百怪蒐録・報告その8

  • 2015/01/29(木) 15:31:24

百怪蒐録の第八回報告。

放置していたので、地域はあちこちに。
スンマセン……本当スンマセン……!


【 名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:アカヅラドン
【 呼称(漢字) 】:
【 地域 】:鹿児島
【 著者・執筆者 】:
【 資料名 】:『日本俗信辞典 動・植物編』
【 概要 】:
グミ取りに行くとアカヅラドンが出て来る。

こぐろう一言:この場合のグミとはElaeagnusのグミなのか、呉茱萸の方なのか。いずれにしても赤い実から連想されてる?


【 名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:ミカケナイモノ
【 呼称(漢字) 】:見かけないもの
【 地域 】:鹿児島県隈之城町水ノ手
【 著者・執筆者 】:山田慶晴
【 資料名 】:「川内のガラッパ」(『鹿児島民俗』76号)
【 概要 】:
木場谷から仏生橋へと流れてる川に「普通にはあまり見かけないもの」が浮いてた。見たひとが持ってた棒でそれをこつこつ叩いたら消えた。すると頭が痛くなり臥せった。痛みは医者にかかっても治らず、法者どんに頼んでやっと治った。

こぐろう一言:見かけないもの……一体何だというのだろうか……。


【 お名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:ミズモンノカイブツ
【 呼称(漢字) 】:水門の怪物
【 地域 】:福岡県 小倉
【 著者・執筆者 】:豊前叢書刊行会
【 資料名 】:『豊前の民話』
【 概要 】:
神岳川に架かっていた水門[みづもん]橋に出たという怪物。「これを捕えて皆をたまげさせよう」とやって来た「肝太[きもぶと]」というあだ名の小坊主(すぐ近くにある安国寺の者)が逆に化かされてきもを冷やした。(怪物が一向に出て来ないので橋の上から小便をしたら、下に夜釣りの侍が居た。詫びを入れたが「お前のあたまぃ飾りよつけてやろう」と侍に何かを頭に刺される。寺に帰った小坊主を和尚が見ると頭のまわりには「馬刀貝」の殻がいっぱい刺されてあった)

こぐろう一言:マテ貝を頭にぶっ刺されるとか想像しただけでも痛いです。というかあだ名が「肝太」て。


【 お名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:タヌキノシラカベ
【 呼称(漢字) 】:狸の白壁
【 地域 】:福岡県 小倉 吉田村
【 著者・執筆者 】:豊前叢書刊行会
【 資料名 】:『豊前の民話』
【 概要 】:
「狸の壁塗」とも。吉田村と沼村のあいだにある納経[のきょう]峠に出た。行く手の路上にぽっと白堊の壁が浮かび出て道を塞いだ。狸のしわざ。腰から上あたりを切るとよい。また慌てずに「おれも手伝ってやろう」と壁にむかって壁塗の真似をすると狸は「こりゃ伎[わざ]がばれたな」と思って消えて逃げてしまうとも。

こぐろう一言:塗り壁などの「通り道を塞ぐ」系統か。物真似をしたら逃げるというのは面白い。


【 お名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:ニンギョウマテ
【 呼称(漢字) 】:人形馬刀
【 地域 】:福岡県 小倉
【 著者・執筆者 】:豊前叢書刊行会
【 資料名 】:『豊前の民話』
【 概要 】:
「虚無僧馬刀」とも。曽根・朽網・刈田の潟で採れるという虚無僧のようなかたちのマテ貝。むかし、里人がとどめるのを聴かずに近道をしようと陸路ではなく潟を通り、朽網の潟で汐に満ちこまれて溺死した虚無僧がこれになった。

こぐろう一言:死んだ人の姿が海の生き物に映る、というのは平家蟹など幾つかありますが、その類例でしょうか。近道は死亡フラグ。


【 お名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:タヌキノタケキリ
【 呼称(漢字) 】:狸の竹伐り
【 地域 】:福岡県 門司
【 著者・執筆者 】:豊前叢書刊行会
【 資料名 】:『豊前の民話』
【 概要 】:
寂しい竹林を歩いてると竹が伐るような気配がするというもの。狸はしっぽで2、3回まず竹を叩き、その後竹の幹をのぼりあがり爪で幹をこすりながら下りて来るという。

こぐろう一言:京都の竹伐り狸と類似。古杣などの「山中で木を切るような音をさせる」系統か。竹を叩くのは登れるか判断するためなのかな?


【 お名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:コケイチロウ
【 呼称(漢字) 】:汚一郎
【 地域 】:福岡県 門司
【 著者・執筆者 】:豊前叢書刊行会
【 資料名 】:『豊前の民話』
【 概要 】:
郷筒たちの呼んでいた「狒々」(ひひ)のこと。体に松やにを塗り砂の上を転がって堅め、刃や弾をはじけるようにしている。弱点は目。

こぐろう一言:体を塗り固める、というのは岩手県遠野の「サルの経立」に類似する特徴。名前がひどい。


【 お名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:ユッガバジョ
【 呼称(漢字) 】:雪姥
【 地域 】:鹿児島県 川内
【 著者・執筆者 】:高崎速
【 資料名 】:『川内風土記』
【 概要 】:
雪のしんしんと静かに降る夜に足音も無くやって来て、いつまでも夜ふかしをしてる子供をさらっていってしまうという。

こぐろう一言:おお、子供を叱る系統。名前が特徴的なのは薩摩言葉?


【 お名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:センヅル
【 呼称(漢字) 】:千灯篭
【 地域 】:鹿児島県 川内
【 著者・執筆者 】:高崎速
【 資料名 】:『川内風土記』
【 概要 】:
海上に見える怪火。高江の広潟、長崎堤防の方角に見えた。最初、赤白く大きな鞠程の大きさのものがいくつか見え、それが6、12と小さく分かれて横に増えていった。

こぐろう一言:怪火が分裂して増える、というのもよく見かけられる特徴の一つですな。


【 お名前 】:氷厘亭氷泉
【 呼称(カナ) 】:オマン
【 呼称(漢字) 】:おまん
【 地域 】:鹿児島県 祁答院 永野
【 著者・執筆者 】:高崎速
【 資料名 】:『川内風土記』
【 概要 】:
おまんという巨人の魔女がいた。伊佐郡西太良に出現して、一歩あるいたところが永野の笹原だった。そこでおまんが腰をおろしたのが永野にある「おまんが石」だという。(表面がへこんでて、これはおまんが坐ったときに重みで凹んだ)石はいま泉福寺にある。

こぐろう一言:香川県にも一部で有名な「オマンノイワ(おまんの岩)」があるが、こちらは巨人の魔女というはっきりした外見情報が。「巨人の魔女」という言葉の謎の北欧神話感。


※百怪蒐録の詳細及び投稿については こちら を参照して下さい。

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