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2012/11/28

  • 2012/11/29(木) 01:05:36

※日記は基本的に深夜のテンションで書き散らしているので、気になるところなどありましたら率直にコメントいただけると嬉しいです。

○妖怪話の「甲」「乙」の話

 妖怪の伝承や民話にも、色々な種類がございまして、ちょっとここで、人を脅かしたり怖がらせたりするような「怖い話」と、笑わせたりする「笑い話」の、乱暴に引っ張り出した二つの種類を比較してみましょう。

 妖怪や化け物といったものの本質の本質、根本の根本には、やはり「恐怖」の感情があると思います。なので、牛鬼が人を襲うとか、山の神によって神隠しに合うとか、河童に尻子玉を抜かれて溺死するといった話は妖怪のかなり根源的な性質が強く出ているのでしょう。

 対して「笑い話」は別段怖くない、逆にちょっと間抜けで吹き出してしまうような話でして、こちらも案外多く伝わっている。恐怖を薄れさせることで精神の安定をはかろうとする意識が見え隠れします。「怖い話」が前段階にあり、それを元に伝えられる話であることが多いのでは、と思います。

 で、この二つの話の形態は、どちらが優れているとか劣っているとかいうものではないのですが、あえて言うならば「怖い話」は「甲」であり、「笑い話」は「乙」なのだろう、と思います。

 (筆者は現在「へうげ脳」になっておりますので、ご了承ください。)

 妖怪について本質的な伝承となっている「怖い話」は、それだけ優遇されます。研究対象になりやすく、また怪談的でもあるので人気もあるでしょう。そのせいもあって「笑い話」は「怖い話」に比べて下に見られやすい印象があります。

 ですが、どちらもその妖怪の一側面を記した伝承であり、扱うのならば同じレベルで扱うべきである、と自分は考えるのです。例えば、自分が「怖い話」が好きだからといって「笑い話」を本に記さない、というのは少々納得できないところです。話の収集、報告において私情を挟むというのはよろしくない。

 「甲」の優越さに気を取られすぎて、「乙」の面白さや重要性を顧みなくなるというのは、研究以前に一妖怪好きとして実にもったいないように感じます。

 「笑い話」はその名の通り笑えるのですから、「怖い話」と同様にその楽しさをも満喫できる、そんな「妖怪数寄」でありたいものです。

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