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How do you say 妖怪 in Engrish?

  • 2011/05/03(火) 12:18:42

今回は、五月三日にtwitterで流したお話を纏める回です。
それは五月二日の日曜日のことでした・・・。

以下つぶやきをそのまま抜粋。↓
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キリスト教伝道師を目指しているアメリカ育ちの日本人女性に『妖怪とは何か?』という疑問をふっかけられた妖怪好きのゆかいなお話、聞いてみたい?

※ちなみに会話は日本語三割、英語七割で。

あれはそう、日曜に礼拝に行ったときのことでした(こぐろうはプロテスタントのクリスチャンです)。

そこにいたのは、最近こちらで日本語の勉強をしていらっしゃる、伝道師候補のKさん(女性、日本人だけど育ちはずっとアメリカ)。

どういう流れか、自分と何人か、そしてKさんでお昼を一緒に食べることに。場所はKFC。

ちなみに自分の英語力は中の下、といった所。実際にネイティブの方と話した経験は殆どなし。

そして話題は大学について。Kさん「こぐろうは大学でどんなことを学んでいるんですカ?」こぐろう「いやあ、日本の文化について少々・・・」

それで終わればよかった。突然一緒にいた友人が「こぐろうは妖怪の勉強しているんだよねーw」とか言ってきたのだ。いや、大学ではしてねーし?!そもそも勉強なのかコレは?!

妖怪を英語で説明することの難しさは勿論知っていたので、話題には出したくなかったのだが。案の定Kさんは興味を持ってしまった。

Kさん「ヨカイってなんですカ?」 こぐろう「や、妖怪ってのはその、英語にしにくいというか、ghostっぽくて、monsterっぽくって、spiritっぽいけど、どれも微妙に違う・・・」 Kさん「Oh,Spirit?!」 

自分はspiritを『神霊、精霊』的な意味で使ったのだが、これにはもう一つ『聖霊』という意味がある。後者はキリスト教のGODに等しく、信徒を導く力、といった存在だろうか。

ここで問題になるのが日本における『神』とキリスト教における『神』の違い。Kさんはどうもspiritを後者と捉えたらしく、話は一層混乱していく。

Kさん「ヨーカイはイイですか?ワルイですか?」 こぐろう「えええと、妖怪にはいいやつも悪いやつもいて」 Kさん「でもspiritには、イイ、ワルイ、間、ない!」つまり必ず善悪のどちらかに組する、といいたいのか?

ここで友人が助け舟。 友人「こぐろうはみんぞくがくで妖怪を研究してるんだよな?」 そういって携帯電話の英和辞書をKさんに見せる友人。もう妖怪だと収集がつかなくなるからそれでいいや、と思って液晶を覗いたら・・・。『民族学 ethnology』と。そっちじゃねえよ!

まだいたのかよ民俗学と民族学の区別がつかないやつ! というか民俗学すらまともにやってないよ! 案の定Kさん混乱してるし! と思って『民俗学 folklore』を見せる。 Kさん「・・・?」 要するに民俗学も民族学も存在自体知らないと。さすが伝道師志望。

そしてKさん、突然福岡で見たfestivalについて語り出す。なんでもそのお祭りのお神輿に乗っていたstatueは妖怪か?ということを訊きたいらしい。

福岡では有名なお祭り、と言われても自分はそんなにお祭りを網羅しているわけではない。画像はあるかと訊くと、それそのものではないが、その神輿に似ているという写真を見せてくれた。写真は地方の人形浄瑠璃だった。

つまり福岡には神輿に人形を載せてわっしょいするお祭りがあるということか?聞いたこと無いし、それは多分妖怪ではない。いいとこスサノヲとかその辺りだろう。

だが日本神話の神様とか祭礼の時に人形劇を奉納する風習とかを英語で説明できるわけもなく、こりゃ駄目だと真っ白になりかけたときに、食事会がお開きになりました。

以上があらましです。他にも幾つか語った気がするけど、もういっぱいいっぱいで殆ど覚えてません。あの時間は一体なんだったのか。

特に「こぐろうはクリスチャンなのに、ヨーカイが好き、ナンデ?」と聞かれたときは死ぬかと思った。だってそれはずっと思い悩んでいたことだし、これからも悩み続けることだからだ。その時は「妖怪は信仰ではない、あくまで研究対象であり、娯楽だ」と答えたが。

多分自分の語学力が低いせいもあるだろうが、自分の言いたいことは半分もKさんには伝わらなかったと思う。『妖怪』という定義は英訳しにくく、そもそも日本語の定義すら難しいのだ。

しかもキリスト教に(悪く言えば)どっぷり浸かっている人に、日本の信仰概念や特殊な霊性を理解させるのもまた、難しい。spiritの意味の取り間違いなんかもその例かも。

これを含めて妖怪を語ろうとすると、宗教学や文明学も網羅した凄まじい議論になってしまう。残念ながら、自分はそこまでの知識も語学力も持ち合わせていません。

そんな感じで中途半端に終わってしまった国際妖怪議論(?)ですが、それでも心残りは出来ました。いつか、海外の方々、特にユダヤキリストイスラム教圏の人たちにも、妖怪について知って貰いたいなあ、と思ってしまったのです。

これでおしまい。TL荒らし失礼しました。もっと英語を頑張らねばとも思った日曜の午後でした、チャンチャン。

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↑以上が呟きをそのまま抜粋したもの。


こんな事がありました。
痛感したのは自分の英語力の低さ。もっと真面目に勉強しようと思います。

これを連投で呟いた所、色んな方から意見を頂きました。

まず、福岡のお祭り。これは恐らく「博多祇園山笠」だと思われます。
公式サイト:http://www.hakatayamakasa.com/index.php
「飾り山」を博多人形などで飾っているので、Kさんはこれを見たのでしょう。

そして妖怪の英訳について。多くの方から

「妖怪は色んな要素を含んでいるので、それ自体の説明は難しいが、spirrit,monster,phantom,fairy,ghost,hobgoblinなど、属性に
分ければ説明できる」

「妖怪はそういった不思議な物事の日本での総称、と説明すればいいのでは?」

というような意見を頂きました。
なるほどそうか。「日本には妖精や精霊やお化けや幽霊のようなものが沢山いて、そういったものをまとめて『妖怪』と呼んでいるのですよ」という感じでよろしいのでしょうか?
たしかにそうすれば説明できなくもないですね。『妖怪』は"Youkai"という感じで世界進出すればいいのかも。

というより、もう進出しているようです。英語で書かれた日本のお化けの紹介サイトがありました。
http://www.obakemono.com/

ですが、そもそもキリスト教やユダヤ教といった一神教を生活の基層としている人々には、多神教やアニミズム、特に日本の信仰の形態は理解出来ないところが多いとか。年末年始にキリスト教・仏教・神道の行事を一辺にやってしまう日本人は、確かに欧米人の目には異常なのでしょうね。

この辺りまで絡むと、本当に大変な議論になってしまうので出来れば避けたいのですが。
それでもいつか、日本の持つ独自の妖怪文化を世界に伝えることが出来たらなあと、思ってしまうのです。

宗教云々を別にして、単純にキャラクターとしても面白いですからね。やはりそれが一番親しみやすいかも。

こんな感じでまとめです。自分もまだ至らぬところがあるので、なにか間違いや誤解がありましたらコメントくださると嬉しいです。それでは。

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