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鬼祟元帥の雑考ノート 其の1

  • 2012/01/22(日) 18:14:46

蠱毒大佐の相棒的存在、鬼祟元帥(キスイゲンスイ)。彼女は「各時代に描かれた妖怪を保管している」ということなので、画像系の妖怪に関する記事はこのようなタイトルでやっていこうかと思っております。ゲンスイバンザイ。

(蠱毒大佐、鬼祟元帥の詳細はコチラ。)
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=24249450

さて今回紹介するのは、知っている人は知っている、mixiアプリの『陰陽師~平安妖絵巻~』の妖怪カードについてです。

生放送でも度々紹介していますが、妙に元ネタが凝っている(中途半端に、ではあるが)ことで有名?なモバイルアプリですが、その中の一部が伝承のない、画像系の(もしくは絵のみで名前の伝わっていない)妖怪であることがわかったので、この場に記しておきます。



①化けぞうり(バケゾウリ)
化けぞうり

藁の手足を持つ草履の妖怪。
藁の甲冑を身にまとい、トカゲ状の馬にまたがり、疾風の如く駆け抜けると云う。
http://wikiwiki.jp/heian/?%B2%BD%A4%B1%A4%BE%A4%A6%A4%EA


草履が化ける、というのポピュラーな話ですが、こいつの元ネタは『百鬼夜行絵巻』であるようです。

U426_nichibunken_0154_0078_0000.jpg

http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazouCard/U426_nichibunken_0154_0078_0000.html

アプリの図鑑の解説は、湯本豪一氏の『百鬼夜行絵巻 妖怪たちが騒ぎだす』を参考にしている(もしくは、ウィキペディアの『化け草履』の項目を参考にしている)ものと思われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%96%E3%81%91%E8%8D%89%E5%B1%A5



②鳥甲(トリカブト)
61272483_188[1]

雅楽装束の甲が化けたもの。
空を飛び人々を驚かせる。
http://wikiwiki.jp/heian/?%C4%BB%B9%C3


こちらも同じ、『百鬼夜行絵巻』を元ネタとしているようです。

U426_nichibunken_0054_0004_0002.jpg
(クリックで拡大)

http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazouCard/U426_nichibunken_0054_0004_0002.html



③箕鳥(マスドリ)
securedownload.gif

箕のような翼や尾を持つ化け物。
霧を呼び起こし、手に持つ瓶で農家の作物を盗み取るという滑稽な性格を持つ。
http://wikiwiki.jp/heian/?%CC%A7%C4%BB


箕と書いて何故かマスと読ませる。こちらは『妖怪絵巻』が元ネタかと思われます。

U426_nichibunken_0154_0011_0000.jpg

http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazouCard/U426_nichibunken_0154_0011_0000.html



④葛籠蛙
60237770_36[1]

古い葛籠がカエルに化けた物。
物を大切にしない人間を追い回すと言われている。
http://wikiwiki.jp/heian/?%B3%EB%E4%C6%B3%BF

(アプリ内では、センポクカンポクが色違いとして再利用されていたりします・・・。)
こちらは画像、というよりも名前、解説の元ネタを『稲生物怪絵巻』から持ってきているようです。

i_712.jpg

平凡社の『別冊太陽 日本の妖怪』には、
「夜に押入れから大ヒキガエルが飛び出し平太郎の胸にのったが胸に組紐が結んであったので、つづらの化けたものと知れた。」
という解説がなされています。



今のところわかっているのはこれぐらいです。また新しい情報が入ったら、ブログで紹介しようと思います。

ではでは。


参考文献
『怪異・妖怪画像データベース』 http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazou/index.html
『陰陽師~平安妖絵巻~ Wiki』 http://wikiwiki.jp/heian/
『稲生物怪録の30日』 http://www.m--m.jp/ami/i_30days.htm
『別冊太陽 日本の妖怪』 平凡社

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「蠱毒大佐の百怪蒐録」について

  • 2012/01/05(木) 00:19:50

かつて民俗学者・柳田國男は、全国の郷土史研究者、民俗学者と連絡を取り合い、蒐集した妖怪の記録を「妖怪名彙」として『妖怪談義』の中に掲載した・・・。

それを現代のインターネットを用いて、再び行おうという試み、それがこの企画です。


・この企画は下にリンクされている投稿フォームを利用しています。

・皆様の地元に伝わる妖怪伝承、怪異伝承などを教えて下さい。

・地方の郷土誌、民俗誌などからの引用の場合、出典元の書名、著者名、出版社名、出版年なども明記してください。

・土地に残る看板や立て札などの場合は、誰が立てた看板なのか、などをを明記してください。写真などを添付していただけるとなお嬉しいです。

・土地の人の口伝等の場合も、その旨を明記してください

・メールは匿名でもネットでの活動ネームでも大丈夫です。実名での投稿に限定はしません。

・投稿していただいた情報は、いずれまとめサイトなどにて掲載いたします。ご了承下さい。

・妖怪伝承の区分などは、こちらを参照してください。 妖怪仝友会「採集のてびき(生活慣習実例調査より)

・その他、ご質問等のある場合にも、上記のアドレスに連絡をください。



投稿例

呼称(カナ):オーカメハシゴ

呼称(漢字):狼梯子

地域:神奈川県川崎市多摩区

著者、執筆者:川崎の民話調査団、川崎市市民ミュージアム

資料名:川崎物語集 巻一

掲載ページ:68

概要:ある爺さんが多摩川で鮎をとっていると、オーカメ(狼)がやってきて、鮎を奪おうとした。爺さんは木の上に逃げたが、オーカメは遠吠えで仲間を呼び、次々にオンマで梯子になって、木を登ってきて鮎を喰ってしまったという。



投稿フォームはこちら。

なんとも我儘なお願いですが、地元の妖怪を掬い(救い)上げるためにも、よろしくお願いします。



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